自動車産業の将来的同行の変化

【将来の自動車産業はITの参入で大きな変化が】

次世代の自動車産業では今以上に「自動運転」前向きとされていて、テレマテックスという言葉が浸透しています。
これは情報通信(テレコミニケーション)と情報工学( infobarティクス)の融合を示す造語です。自動車の分野ではカーナビなども車載器とスマートフォンなどの通信端末を連携させて、リアルタイムに様々な情報やサービスを提供するシステム全般を指しています。

テレマテックスにより、たとえば交通情報や天気、ニュースなどの情報を車の中でリアルタイムに得ることができたり、音楽や動画などの社内でのレクリエーション(エンターテイメント)が楽しめたり、音声認識による自動運転を始め、その他エンジニアサスペンションの制御やダイアグノーシス(車両自己診断装置)などのセーフティーやセキュリティサービスなどが利用出来るようになります。

簡単にてしまえば車とインターネットが融合して“車がIT化”してスマートフォンのように便利に変化するイメージです。

テレマテックスという概念は今から20年ほど前から自動車関連の学会やカンファレンス(学会)で浮かべるようになりました。ただ日本の場合にはこの領域をits (インテリジェントtransport system:高度道路交通システム)と呼ぶことが多かったのです。itsでは道路インフラと車が情報伝達する「路車間通信」または車間距離の維持や自動運転に関する「車車間通信」を重視してきました。前者についてはetc (自動料金システム)や交通情報のvisc(道路交通情報通信システム)さらにはホンダの「インターナビ」などのgpsによる各車の位置情報をクラウドで解析するプローブ情報が発達してきました。またキャッチコピー「ぶつからない車」で馴染み深い富士重工の「アイサイト」ようにステレオカメラなどによる社外からの情報収集は自動運転を含めた車車間通信につながる技術なのです。

こうした車載器を中心とした通信システムはこれまでは世界の自動車産業界にとって自動車本来の機能の補助的な役割と言う認識でありました。そうした中2007年にアップルのiPhone 、 2008年にはGoogleのAndroid端末が誕生しました。さらにはクラウドサービスが発達し、自動車が情報通信端末を介して外部と常時接続するのが当たり前になってきました。これはコネクジェットカーと呼ばれています。

それでもまだ自動車の情報通信分野における驚異的な潜在力を認識する人は少なかったのです。しかしここ2 3年で事態は急変することになりました。 Apple 、 Google、Microsoft 、インテルなどのIT大手産業が情報通信分野から自動車産業へ本格参入し、自動車産業界の将来を左右する主役的存在になろうとしているのです。

これは明らかに旧来のテレマティクスの領域を超越する動きなのです。これを次世代テレマティクスと呼ぶにふさわしいことだと思います。この次世代テレマティクスを理解する上で大きな領域が重要となります。
1つはinfoテイメントです。これはインフォメーションとエンターテイメントの融合を指しています。または社内での活用を強調してivi(車載情報通信システム)とも呼ばれています。

もう一つが「カーセントリック」と呼ばれる領域です。これは車体、エンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキなど自動車本来の運動性能に関わる部分。
当選これら2つの領域のうち、 IT産業が一気に参入してきたinfoテイメント分野の変化が大きいのです。その開発と投資の舞台は、アメリカシリコンバレーです。日米欧の自動車メーカー、大手部品メーカー、通信インフラ企業半導体メーカーなどが激しい情報戦争と技術開発競争を繰り広げているのです。その成果が2012年あたりから欧米市場でデトロイト3(GM 、フォード、クライスラー)によって得量産品として具現化され始めています。

 

 

 

クルマ出張鑑定団