「ios in the car」で一気に変わる

2013年アップル恒例の年次イベントワールドワイドデベロッパーズカンファレンスで「ios7」が世界初公開されました。
 そのプレゼンの後半に紹介されたのが「ios in the car」です。これはiPhoneにアプリの音声認識システム「Siri(シリ)」で音声入力すると、車載器のモニターに「iOS専用画面」が対応するものです。これによりドライバーはハンドルを握ったまま電話やカーナビ、音楽そしてiメッセージを使うことができます。現在のところ「iOS in the car」の採用を決めたのはメルセデス・ベンツ、フェラーリ、本田、アキュラ、日産、インフィニティー、シボレーのほかドイツのオペル、韓国のヒュンダイとキア、中国資本のスウェーデン企業のボルボ、そしてインド資本のイギリス企業のジャガーの12ブランドです。

そのうちシボレー、本田、そしてアキュラはすでに「siriアイズ フリー」を採用しています。これは「siri」を社内で使いやすくするために車載器と連携させたものです。「iOS in the car」ではそれをさらに進化させてAppleが独自のインターフェイス画面を車載器に設定しています。

本田側の技術交渉の窓口である本田シリコンバレーラボの関係者は「siriアイズ フリー」では、 Appleが完成された製品をそのまま導入した。「iOS in the car」では開発初期段階からAppleとディスカッションし、一緒に作り上げてきた。と語っています。 iPhoneが世界的に普及している現実を考えれば今後iOS in the carの採用に手を挙げる自動車メーカーが増える事は明確です。

こうしたAppleの動きに対して、 Googleはoaaで対抗策を打ってきています。しかしGoogleと共同開発の経験があるIT業界関係者は、「本来Googleは慌てることはないはずだ」と前置きした上で、 iPhoneとAndroidの開発恋のちがいを次のように説明しています。

「IPhoneでは1つのアプリによって記録されたデータを、同時に起動した他のアプリに読み込むことができない。俺はデータが不用意にクラウド上にあがらないようにするためのセキュリティ対策なのです。一方のAndroid端末では、アプリで記録されたデータをスマートフォン外に取り出すことができます。その1列にAndroid端末状の画面をそのまま車載器モニターに表示するミラーリングがあります。」

このようにAndroidとiOSでは設計思想が違うのです。しかし車載器と連携する「iOS in the car」はAndroidに近い考え方を採用しているのです。
つまり「iOS in the car」とは、アップル自身がiPhoneの外にデータを取り出すために作ったシステムなのです。 Googleとしては、すでに採用している手法であり、わざわざ「iOS in the car」の対抗を急ぐ必要はありません。またAndroidの基本は無料OSのLinuxであり、それにインフィニティなどで車載器のOSとして採用されています。よってAndroidによる車載器OS側、理論上可能です。それがOAAの実態であります。

一方現在のところAppleのiOSで直接、車載器を動かしている事例はありません。しかし「iOS in the car」の全体構想の中では当然その領域が検討されているはずです。そうしたアップルの動きを見て、 iOSとはそもそも設計施工が違うAndroidを持つGoogleが、あえてOAAの発足を急いだのです。さらにGoogleとしては、自動車技術とITの融合に置いて、全く違う舞台でAppleよりリードすることを考えているのです。

それが自動運転技術で不可欠となる地図情報の完全制覇と谷類が泣い位置情報を解析法なのです。