転換期を迎えるカーナビメーカーのこれからは?

こうした事情を、デンソー、クラリオン、パナソニック、アルパイン、富士通テン、三菱電機など車載型カーナビメーカーは十分理解している。各社は生き残りをかけて、2012年頃から次世代テレマテイクス開発の本場であるシリコンバレーに拠点を開設し、最新情報の収集に注力している。

たとえば、クラリオンはグーグルの対話式の音声認識サービス「グーグルボイス」を搭載した車載型カーナビを発売した。2013年10月に開催されたIT ・エレクトロニクス産業関連の展示会「シーテツクジヤパン」で、同製品のお披露ロイベントの直後にプレゼンをした同社幹部に話を聞いた。
同氏によると、グーグルと協議を始めたのは2012年末頃。グーグル側は「テイアー(自動車部品メーカー)ではクラリオンとの関係を最重視する」と考えているという。

その理由として、クラリオンは自動車メーカーヘのOEM供給が販売全体の8割を占めており、複数の自動車メーカーに同時に供給できる点を挙げている。契約内容はロイヤリテイではなく、″かなりの金額”の一時金。同氏は「競争環境はこれからますます厳しくなる。我々としても、 一刻も早く次の手を打つ必要があつた」と強い口調で言った。

なお、グーグルはグーグルボイスの供給について、アウデイと韓国ヒユンダイと直接契約をしている。